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うたかたの仮の住処のこの世かな
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楚々として 寄り添いあって 夕化粧

道端のあちこちに夕化粧が咲いている。誰も目に留めずに通り過ぎていくけれど、可憐な小さな花はやさしく、微笑みかけるよう。
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ムクドリの 人おじずして 遊散歩

春本番、小鳥たちが朝早くからいそいそと餌をついばんでいる
水道の冷たさで知る寒さかな

冬の朝、水道水の手が切れるような冷たさに触れ、外の寒さが思いやられる

旧暦の 暦となりぬ 秋近し

今年の夏は早くやって来て秋の訪れもまた早い。8月中ばなのにもう秋の気配が色濃くたちこめている。
まるで旧暦で季節を示しているようだ。






悔いなしや 仰向けに蝉 動かざる


蝉は三年もの間じっと地中で過ごし、ようやく地上に出てきてもわずか一週間の命とか。
その短い期間で精一杯に命の火を燃やし、力尽きて己れの生を全うする。
道端に、息絶えて無様に転がっている姿が、妙にいじらしく感じる
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